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「法人成り」って何?

事業主

最近、税金が高くて困っています。会社にしたほうが得って本当なのかな?

この記事の結論とポイント

法人成り」とは、個人で始めた仕事を、会社(法人)を作って引き継ぐことです。最大のメリットは、社会的な信用力が高まることや、税金の計算ルールが変わって節税できる可能性があることです。特に消費税が最大2年間免除される仕組みは大きな魅力です(※インボイスについては別途考慮する必要があります)

ただし、会社を作ったり維持したりするにはお金と手間がかかります。また、きっちりとした「帳簿(記録)」をつける義務も発生します。結論として、事業が安定し、信用や節税のメリットがコストを上回る時期に検討するのがベストです。

以下、法人成りについて、簡単に説明します!

目次

「法人成り」の正体とは?

そもそも『法人成り』って、どういう意味なんですか?

個人事業主が会社を設立して、その会社で仕事を続けていくことですよ

「法人成り」は、すでに個人で仕事を始めていることがポイントです。最初から会社としてスタートする場合は「法人成り」とは呼びません。

項目個人事業法人(会社)
呼び名個人事業主、フリーランス株式会社、合同会社など
スタート税務署に届けるだけ法律に基づいて「法人格」を作る

会社にすると「信用」がアップする!

「会社にすると、仕事がしやすくなるって本当ですか?」

「はい!『信用力』、つまり相手への安心感がぐんと高まるんです」

仕事の相手が「株式会社〇〇」という名前だったり、立派な決算書(成績表)を持っていたりすると、銀行や取引先は「この人なら安心だ」と判断しやすくなります。

信用のポイント理由
見た目の安心感「株式会社」という器に入っているだけで信頼されやすい
お金の透明性複雑で正確な「決算書」を作るルールがあるから
銀行との関係信用があることで、お金を借りやすくなる効果がある

税金の計算ルールが変わる

「税金が安くなる仕組みについても教えてください!」

「個人の『所得税』と、会社の『法人税』では、税率の上がり方が違うんです。

個人の所得税は、稼げば稼ぐほど税率が高くなる(5%〜45%)仕組みですが、法人税は比較的一定です。また、自分への給料を「経費」にできるなどの違いもあります。

税金の種類特徴
所得税(個人)稼ぐほど税率がどんどん上がる「超過累進税率」
法人税(会社)税率がほぼ一定で、中小企業には優遇もある
自分への給料会社なら「役員報酬」として経費にできる

消費税の「免税期間」というボーナス

「消費税が得になるって話、詳しく聞きたいです!」

「会社を作ると、最初の2年間は消費税を払わなくて済む場合があります。ただしこの消費税部分については、インボイス制度など検討しなければならない事項が多くありますが、今回これら部分は省略します」

最初の2年間は消費税を払わなくて済む場合があるというのは、個人から法人へ「別人」に生まれ変わるため、以前の売上を引き継がなくてよいというルールがあるからです。ただし、資本金を1,000万円以上にすると最初から払う必要が出るなど、注意点もあります。この論点は、考えなければならないことが多岐にわたりますが、ひとまず大まかな内容は以下の通りとなります(実際に法人成りをする際は、特にこの部分について、専門家へ個別に相談することをお勧めします)

仕組み内容
免税の基本2年前の売上が1,000万円以下なら免除される
法人成りの特権個人の実績がリセットされ、会社としてまた2年免税を目指せる
注意点半年間の売上及び給料が1,000万円を超えると免税が短くなる

税金とお金もかかる

事業主

いいことばかりじゃないですよね。大変なところは?

設立費用がかかりますし、複雑な『複式簿記』で記録をつけないといけません。

会社は作るのにお金がかかり、やめる(清算する)のにもお金がかかります。また、どんぶり勘定は許されず、1円単位で正確に記録をつける「複式簿記」が必須になります。

変なポイント内容
コスト設立費用や、赤字でもかかる住民税(均等割)がある
帳簿(記録)非常に細かく正確な「複式簿記」が必要
ルール自分の給料を勝手に変えられないなど、厳しい決まりがある

まとめ:この記事のポイント

法人成りとは、個人の仕事を会社にすること。

信用力が高まり、大きな仕事や融資が受けやすくなる。

税金は、稼ぎが大きくなると会社の方が有利になりやすい。

消費税が最大2年間免除されるチャンスがある。

手間と費用が増えるため、慎重なタイミング選びが大切

法人成りは大変な作業ですが、しっかり検討して大切な「事業」をより良い環境で伸ばしていきましょう!

【免責事項】 本記事は、作成時点の税制および関係法令に基づき、一般的な情報提供を目的として作成されたものです。掲載内容については細心の注意を払っておりますが、その正確性、完全性、最新性を保証するものではありません。個別の事実関係によって税理士等の判断が異なる場合や、その後の税制改正等により内容が変更される可能性があります。本記事の情報に基づき、利用者が直接または間接的に被ったいかなる損害(税額の差異、加算税、延滞税等を含む一切の不利益)についても、当方は一切の責任を負いかねます。実際の税務判断にあたっては、必ずお近くの税務署、専門家へ個別にご相談ください。

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